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高次脳機能障がい　　　支援ハンドブック 大阪府障がい者自立支援協議会　 高次脳機能障がい相談支援体制連携調整部会 高次脳機能障がい支援体制整備検討ワーキンググループ はじめに 　脳に影響する事故や病気の後、記憶力、注意力、行動や感情又は遂行機能に変化をきたし、日常生活や社会生活の場でいろいろな制約が生じることがあります。このような状態を「高次脳機能障がい」といいます。 　大阪府では、高次脳機能障がいのある方やご家族の方々を身近な地域で支援できるよう、大阪府内の８圏域（２次医療圏）ごとに協力医療機関や障がい福祉サービス事業者等の社会資源をまとめた「地域支援ネットワーク資源マップ（資源マップ）」を作成しています。 　このたび、大阪府障がい者自立支援協議会高次脳機能障がい相談支援体制連携調整部会に、高次脳機能障がい支援体制整備検討ワーキンググループを立ち上げ、この「高次脳機能障がい支援ハンドブック」を作成しました。 先の資源マップと合わせ、高次脳機能障がいのある方への地域での支援に役立てていただくため、高次脳機能障がいの特性をはじめ、リハビリテーションや福祉制度、就労等のニーズに応じた支援、ご家族に対する支援等について、日々ワーキング委員らが活用している制度や試行錯誤の中から得た経験等の「事例」を多数紹介しています。 　このハンドブックが、高次脳機能障がい者を支える皆さんの支援のヒントとなり、一人でも多くの高次脳機能障がい者とそのご家族の困りごとの解消や、より充実した生活につながっていく力となれるよう願っています。 平成26年3月 　　　　　　大阪府障がい者自立支援協議会高次脳機能障がい相談支援体制連携調整部会高次脳機能障がい支援体制整備検討ワーキンググループ 【目次】 はじめに 1 I　高次脳機能障がいについての理解 5 １　高次脳機能障がいとは 5 ◆　主な原因 5 ◆　脳の各部位のはたらき 5 ◆　診断基準 7 ◆　主な症状 8 ２　高次脳機能障がいのリハビリテーション 16 ◆　高次脳機能障がいのリハビリテーションとは 16 ◆　訓練に関する共通の考え方 16 ◆　標準的訓練プログラム 16 ◆　訓練の移行について 17 ◆　身体面への配慮 18 ◆　支援に関わる人々 18 医療機関の診断、リハビリを経て、地域の生活に復帰した事例 20 退職後、単身生活と新規就労を目指し、医学リハ→生活訓練→職能訓練と段階的に進んだ事例 21 医療?福祉機関、家族が連携して、家事や子育てができるようになった事例 22 ◆　神経心理ピラミッド 23 ◆　神経心理学的検査 24 Ⅱ　福祉制度や種々のサービスについて 25 １　医療費や経済的支援 25 ◆　高額療養費制度 26 ◆　自立支援医療（精神通院） 26 ◆　障がい年金 27 ◆　労働者災害補償保険（労災保険） 28 ◆　自動車保険 28 入院中における医療ソーシャルワーカー（MSW）による経済的支援 30 ２　福祉や介護サービス 31 ◆　障がい者手帳 32 ◆　障害者総合支援法 33 ◆　介護保険制度 34 ◆　成年後見制度 35 長期間の引きこもりがちな生活から自立訓練通所後に社会参加に至った事例 37 ホームの利用により社会復帰への道筋を見出した事例 38 施設での訓練を経て、グループホーム（巻末参照）での地域生活に移行した事例 39 ３　日中活動への支援 40 就労継続支援Ｂ型（作業所）での働きがい?就労支援の実例 44 自立訓練通所を経て働くことへの意欲が家庭生活を大きく変え、作業所利用に至った事例 45 ４　就労支援 46 ◆　就労相談 47 ◆　新規就職支援、復職支援、就労定着支援 47 障がいを会社に伝えずに復職された方の支援 49 復職へ向けて　～医療、就労継続支援Ｂ型事業所、障害者就業?生活支援センターが連携した支援～ 50 新規就労に向けて就労移行支援事業所での支援について 51 自立訓練通所中から復職準備をし、会社との連携により安定して復職した事例 52 ５　復学?就学への支援 53 ◆　学校生活支援 53 支援を受けながら学校生活を続けている事例 54 ６　地域での相談支援 54 ◆　相談支援 54 相談支援事業所の活用で、充実した地域生活を 55 ７　家族支援 56 ８　当事者?家族会 58 当事者間の交流を通じ、障がいを受容し創意と工夫で社会復帰へ 59 ◆　NPO大阪脳損傷者サポートセンター 60 ◆　堺脳損傷協会 61 ◆　高次脳機能障害者の家族交流会?豊中脳損傷家族会「アンダンテ」 63 ◆　八尾のほっと?ケーキの会 64 ◆　東大阪高次脳機能障がい当事者会「え～わの会」 65 資