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腎臓内科1 専門医養成??? 概要 ?腎臓内科では慢性腎臓病，血液浄化療法ならびに腎臓と関連が深い諸疾患に対して包括 的かつ全人的医療を目指して日々の診療にあたっております。 ?腎炎?ネフローゼ症候群，慢性ならびに急性腎障害，高血圧と水電解質異常?酸塩基平 衡，腎移植管理などが腎臓内科で取り扱う主な疾患です。さらに慢性腎臓病と関連が深い 高血圧症，糖尿病，膠原病ならびに腎移植例に対して，各診療科ならびに関連部署と連携 し，必威体育精装版のエビデンスに基づき専門性の高い安全なチーム診療を行うように努力しておりま す。これら疾患に対して主治医として，そして医療チームの一員として全般的に研修するこ とができます。 ?腎臓内科では血液浄化療法も重要な分野です。血液浄化療法部を中心に血液透析，血液 濾過透析，持続血液濾過透析，血漿交換，血漿分離吸着（二重膜濾過法，免疫吸着法， LDL 吸着法），白血球?リンパ球吸着法，腹水濃縮再注入あるいは CAPD 療法などの血液 浄化療法を幅広く研修することが可能です。 ?腎臓内科は腎固有の疾患と同様，種々の全身疾患の標的臓器としての腎疾患も治療対象 です。また，慢性腎臓病そのものが循環器疾患等他疾患の危険因子となる可能性が示さ れています。従って， 腎臓内科は全身管理を視野にいれた全人的医療が求められ，かつ 実践できる領域のひとつです。腎臓だけに目を奪われることなく，腎臓からみた全身，そし て全身からみた腎疾患という少なくとも双方向性の視野で研修していただきたいと思いま す。これは医師としての基本を学ぶべき臨床研修全般に通じる基礎的かつ重要な視点と考 えます。 当科の特色 １）慢性腎臓病の全般的評価と総合対策：腎生検による病理診断と臨床的根拠に基づく治 療ならびに新しい治療法の開発を目指した臨床試験を実施しています。これまでの腎生 検施行例は約9800 例であり，全国有数の資料となっています。これら資料を用いた臨床 研究も盛んであり，長期にわたる世界有数のコホートを有するメリットをいかし，腎不全へ の進展阻止を目標とした最先端医療の開発，必威体育精装版のエビデンス構築にむけて取り組んで おります。特に，糖尿病性腎症では厚生労働省の班研究でも中心的な役割をはたし，臨 床?研究の拠点として国内外に情報を発信している。さらに，保存期腎不全例の管理，透 析療法（血液透析，CAPD 療法）への導入および管理，腎移植（生体，献腎）長期管理と いった総合的な末期腎不全医療を行っています。腎移植では，ABO 不適合，夫婦間腎 移植も行っており，泌尿器科はじめ関連診療科との合同医療チームにより，安全かつ最 新の医療を実施しています。さらに，最近では腎コロボーマ症候群といった遺伝性腎疾 患の診断や治療にも積極的に取り組んでいます ２）急性腎障害：院内外で発生する急性腎障害（急性尿細管壊死，薬物性腎障害等）の診 断と治療に各診療科ならびに関連部署と連携し専門性の高い安全なチーム医療を実践 しています。 ３）高血圧：高血圧の診断と治療，特に二次性高血圧症の診断に基づく腎動脈形成術など の治療と本態性高血圧における生活習慣の改善療法や薬物療法に関して 24 時間血圧 モニターによる血圧変動解析を積極的に実施し，病態に応じた治療法選択を行っていま す。 ４）血液浄化療法：血液浄化療法部と連携して血液透析，血液濾過，血液濾過透析，持続 血液濾過，持続血液濾過透析，血漿交換，血漿分離吸着（二重膜濾過法，免疫吸着 法，LDL 吸着法，抗 A/B 抗体吸着法），白血球?リンパ球吸着法，腹水濃縮再注入ある いはCAPD 療法を行っています。心臓バイパス術等高度の外科手術を目的とした維持透 析患者の転入が多く，さらに肝移植など重症例に対する術中，術後管理も増加しており， ICU や外科系部門などとのチーム医療の一翼を担っています。 ５）リウマチ?膠原病：全身性エリテマト?デスと関節リウマチを中心に膠原病の診断と治療， 特にル?プス腎炎，劇症型抗リン脂質抗体症候群などの腎機能障害合併例に対して血 液浄化療法，薬物療法を組み合わせ病態に応じた新しい治療を行っています。また，血 管炎班会議においては，臨床?研究の拠点でもあり，腎臓，リウマチの両者の視点 を有するところです。 スタッフ紹介：名前，年齢（卒業年次），資格，専門分野（指導医） ?和田