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＊＊＊＊＊＊　星メカ工房　＊＊＊＊＊＊---　天体望遠鏡--- 最近は、市販の天体望遠鏡の性能?品質がとても良くなっています。でも、やはり大量生産向きの構成となっています。思い通りの観望?撮影を行うには、自分で製作?改造する「自作」が必須です。望遠鏡の基本を図鑑的に紹介し，併せてこれまでに自作した天体望遠鏡?観測機材の一部と構成上のポイントを紹介致します 　マウンティング図鑑 　光学系図鑑 　フォーク式赤道儀 　フォーク式経緯台 　４の字フォールディッド屈折 　シングルポール反射望遠鏡 　９０度正立ルーフミラー 　自作観測機材 　赤道儀分解酵素 　リポートです 　　　南十字星ミッション  ＜マウンティング図鑑＞望遠鏡を支持し，その方向を設定する機構をマウンティングといいます．望遠鏡を支えるだけでなく，地球の自転に合わせて天体を追尾する役割を持っています．地球の自転軸に平行なマウンティングの回転軸を極軸といいます． ＊各種の対称型赤道儀＊　(Symmetric Equatorial Mountings) ◆フォーク型　(Simple Fork Type)　天の北極にも向けられます。大きな曲げモーメントの加わるフォークを堅牢に作ることがポイントです。 ◆ポーラディスク型　(Polar Disk Type)　ディスクの外周部を２つの回転ローラで支持?駆動する方式です。円盤材を見つければ容易に高剛性/高精度の架台を構成できます。 ◆ホースシュー型　(Horseshoe Type)　馬蹄型のスプリットリングの外周部を２つの回転ローラで支持?駆動する方式です。馬蹄型のリングの製作が大変ですが組立式にしても安定した支持ができます。 ◆ヨーク型　(Yoke Type)　Ｏ型のヨークの中央に赤緯軸を設けて望遠鏡を支持する方式です。　構造的に安定でウェイトが不要ですが極方向に望遠鏡を向けられない（死角がある）のが難点です。 ＊各種の非対称型赤道儀＊　(Asymmetric Equatorial Mountings) ◆ドイツ式　(German Type)　アマチュア用小型赤道儀として最も普及しているタイプです。　大きなカウンタウェイトによりバランスさせます。 ◆エルボー型　(Elbow Type)　ドイツ式の極軸を長めに構成し、赤緯軸回りの取り回しを良くし、さらにカウンタウェイトを赤経ギア近くに配置することにより極軸に働く曲げモーメントを小さく抑えた方式です。 ◆オフセットブーム型　(Offset Boom Type)　ブームをオフセットさせることにより極軸回りにバランスさせた方式です。　片フォーク型とも呼ばれています。 ◆イギリス型　(English Type)　長い極軸部を両端で支持する方式です。　構造的に最も安定した方式ですが大きな構造物となります。 ＊各種の赤道儀テーブル＊　(Simple Equatorial Tables)極軸回りに傾斜回転するテーブル上に高度?水平回転軸を持った経緯台を載せることにより、扱い易さと日周運動追尾の機能を併せ持ったマウンティングです。赤道儀テーブルを電動モータ駆動式とし、上に載せる経緯台をフリーストップ式にすれば、特に便利です。 ◆ポンセット式　(Poncet Type:Rollers on EQ plane)　極軸に直角な平面上をローラが転がることにより極軸回りの駆動が出来る方式です。　この例では上に経緯台を載せて、どの方向にでも容易に向けられ、接眼部が常に覗きやすい位置にあります。　製作が容易ですが、テーブルの撓みが極軸のずれになるため、高い剛性に作る必要があります。 ◆ギー式　(Gee Type:Cylinder rim drive)　部分円板をテーブルに取り付け、円板の外周をローラで駆動する方式です。構造的にも安定です。 この様な赤道儀テーブルでは、ローラだけで支持ベアリングを構成する場合、ローラの数は５個が基本となります。多すぎても少なすぎても力学的に問題があります。下の２例は、南端のシャフトを調芯機能付きのユニットベアリングで支持していますが、これはローラ３個分に相当します。 ＊南天赤道儀＊水平微動付きの経緯台にボールジョイントを使ったリンクによる拘束を加えることにより水平軸回転を極軸回りの回転運動に変換した赤道儀です．　　　　　　　　　　　　　　＊原理的に北半球では南天にしか使えないため，こういう名前になっています．　　　　＊高度軸とリンク下端のボールジョイントを結んだ直線（ピンク一点鎖線）を極